第9回ジュニアタフマッチ練習会が,6月4日(土)に開催されました.このところ,天候にも恵まれ,まさにテニス日和となりました.
今回のジュニアタフマッチでは,試合の中で感情コントロールを行うこと,「どんな状況に置かれようとも,1ポイントたりとも諦めないこと」「常にチャレンジすること」を課題として提示しました.毎回,同じようなテーマですが,やはり試合中の感情コントロールは大切なことです.
昨今,世界トップ選手の間では,ラケットを破壊する行為が頻繁に見受けられます.ジュニア選手たちには「ラケットを叩くな」と指導する一方で,トップ選手は,職業柄大きなストレスを抱えているから許容される.....ような風潮があります.しかし,決して許される行為ではないと感じます.ジュニア選手たちはジュニア選手たちなりの,シニアはシニアなりのストレスを抱える中で毎日の生活をおくっているわけですから,トップ選手だけが許されるはずもありません.ラケットを作ってくださっている職人さんのことを考えると,悲しい気持ちにもなります.
感情コントロールを学ぶことは,長い人生を豊かなものにするために大切なことです.毎回,ジュニアタフマッチの試合を観戦していて,試合がうまくいかず,イライラしたり,涙を流したり,ゲームを捨ててしまったりするジュニア選手たちが見受けられます.その場合は,色々と話をしながら指導していきます.そして,何度も試合を重ねていくうちに,「大学生からやっと1ゲームとれた!」「ラケットが振り切れるようになった!」「体力がだいぶついてきた!」などとうれしそうに報告する姿へと変化を遂げていきます.また,今回は,学生よりもジュニア選手たちの方が大きな声を出しながら,自分を鼓舞しながら,プレイする姿もありました.ジュニア選手たちの成長の早さに,驚かされるばかりです.
今回も,多くのジュニア選手たちからお申込を頂きました.誠にありがとうございました.今後も,練習(試合)・トレーニングの場や専門的知識の情報を提供できるように,できる限り多くのイベント開催をしていきたいと思います.
今後ともよろしくお願い致します.
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